宗教法人 真木大堂
収蔵庫
旧本堂から移された9体の仏像が安置されています。本尊阿弥陀如来坐像をはじめ木彫り日本一の不動明王像、日本一の大威徳明王像他すべての仏像が国の重要文化財に指定されています。
西方浄土の主尊とされる。
本尊阿弥陀如来坐像と守護する四天王像。
木彫り不動としては日本一の大きさ。
迦楼羅の火焔を背負う。
大威徳明王像としては大きさ日本一。
六面六臂六足で水牛に跨る。
旧本堂
永い間仏像を安置してあった真木大堂旧堂で江戸時代のものとされています。本尊他仏像は収蔵庫に移されていますが、正面には国東半島では極めて珍しい木造の仁王像が今もお堂をお守りしています。
仁王像の肩越しの朱塗りの扉には皇室の御紋章があります。これは、今から約700年六郷満山寺院に対して鎌倉幕府から蒙古来襲の折に、異国降伏の祈祷を行うよう指示があり、国難を救うため馬城山伝乗寺では長期にわたり異国降伏の大祈祷が行われました。
そのおかげをもち元を退けた恩賞として弘安8年10月16日に将軍家を経て朝廷より菊花の紋章が下賜されたと伝えられます。
石仏の多い国東半島では珍しい木彫りの仁王像。
「あ」形
「うん」形
古代公園
国東半島には六郷満山文化の遺産として宝塔、宝篋印塔、五輪塔、板碑、石仏等多くの石造文化財が残されています。これらの文化財は半島全域の寺院や山岳地に散在している為手軽に観賞する事が出来ないので主に市内田染や河内の方々のご協力により真木大堂内の園地に遷仏しています。
ゆっくりご鑑賞ください。
馬城山展望台
旧本堂、収蔵庫の裏手の階段を登って行くと中腹あたりに小さな鳥居と、その右手には六所権現があります。さらに椿が並ぶ道を抜け、再び険しい山道を登った頂上には左右に狛犬が守る金比羅様が祀られています。お寺の上に神様が祀られる神仏習合の典型的な形です。晴れた日、頂上の広場や途中の踊り場からは熊野の山や遠く屋山、田染の様子などが見えます。
途中ベンチなどもございますので、ゆっくり休憩をとりながらお楽しみください。
馬城山頂上
馬城山中腹
鳥居そば